保冷剤搭載型マスクを自作してみる
今回も例によって某サイトに投稿した内容を再編集したものになります。
6月に入り、早速気温が30度近くを記録する地域が出始めていますね。
そうでなくてもマスクをつけると汗だくになってしまい非常に不快な思いをするのに…そんな私と同じく暑さが苦手な方は結構いらっしゃるのではないでしょうか。
これにいち早く目をつけた方が保冷剤を仕込んだマスクを販売しておられますが…もちろんコレ…やれますよね? 自作。
というわけで、今回も自作にチャレンジしてみましょう。
基本的な材料はこちら。
未使用のマスクを複数、単3電池を入れて使用するシーラーという道具、そして保冷剤です。
シーラーが手に入らなければ、ご家庭にあるアイロンでも構いません。
出張などに持っていくコンパクトアイロンなどがあれば小型で軽いので使いやすいかと思いますが、シーラーとは勝手が違うため別途コツが必要になるかもしれません。
保冷剤は、ペットボトルに巻いて使うタイプや首に巻くタオルに仕込むような、いわゆる小さく小分け出来るタイプのものをご用意ください。
大きすぎるとマスクに入りきらず重さでズリ落ちたりして大変なので、ショップで実際に見て手頃なものを探してみてください。
ガッチリ固まるタイプのものは使い難いので、完全には固まらないジェルタイプの保冷剤がオススメです。
具体的な作り方は以下の通りです。
まずは保冷剤を1個単位に切り分けていきます。
この際、切り口から保冷材の液が少し出てくる場合がありますが、これは保冷剤の製造工程で中途半端な場所に液が残ったままになっている場合に発生しますので、ふき取ってそれ以上液漏れがなければ問題ありません。
切り分けて尖った角部分を処理したら冷凍庫に入れて冷やしておきましょう。
次にマスクを1枚分解します。
左右を切り落とし、鼻にかかる部分に入っている針金っぽいものを抜き取ります。
折り目を伸ばして適度なところで半分に切ります。
切り口にシーラーを当てるなどのひと手間をかけるとフチが毛羽立ちするのを軽減する効果も期待できます。
そして切り終わったマスクをもう1枚のマスクに添えて、ふちをシーラーで熱して接着します。
接着するのは左右と下部分のみ。上部分は接着せずポケット状にしましょう。
はい、これで完成です。
上部のポケットから保冷剤を差し込んで使用します。
うまくポケットを作れていれば、マスク本来の口全体を保護する機能を失うことなく保冷剤を仕込むことが出来ます。
一度作り方を覚えてしまえばいくらでも作れますので、保冷剤だけ再利用してマスク本体は気軽に使い捨てにできます。
マスクとしての機能を維持しつつ口元を冷やすことが出来る、かなりお手軽な仕上がりになったんじゃないでしょうか。
ちなみに分解したマスク1枚でマスク2枚分のポケットが作れます。
なお、今回使用した保冷剤は…実際に装着してみると15分ほどで冷たさは無くなってしまいました。
ですが常温の保冷材が入ってるだけでも暑苦しさが多少軽減されたように感じるので、悪くはないです。
次善策として、小型のステンレス魔法瓶などに予備の保冷剤を入れて都度取り替える等の工夫をすれば、持ち歩く保冷材の分だけ快適さが持続するかと思います。
よかったら是非お試しください。